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「すぐ始めるべき?」AI経営会議が、あえて“議論だけ”を選んだ理由

「すぐ始めるべき?」AI経営会議が、あえて“議論だけ”を選んだ理由

2026年09月21日 17:53

AI経営会議で、ひとつの新しい議題が動き始めました。

「きいてよAI」と「まかせたAI」を発動するか。

7月1日にAI経営会議が発足してから、約2か月。

この2つのサービスは、発足当初から構想されていました。

それでも、これまで発動されることはありませんでした。

理由は、何か問題があったからではありません。

単純に、既存サービスの優先順位が高かったからです。

ところが9月15日、その状況が少し変わりました。

既存サービスの整理が一段落し、新しい取り組みについて考える余裕が生まれました。

しかも、「きいてよAI」「まかせたAI」は、大きな外部投資を必要とするものではありません。

そこで、新城さんから、

「そろそろ発動してもいいのではないか」

という提案が出ました。


「やるか、やらないか」だけでは終わらなかった

最初の議題はシンプルでした。

AI経営会議を発動することに賛成か、反対か。

クロ、チャッピー、ジェミ。

3者とも、方向性としては賛成でした。

ただし、同じ「賛成」でも、見ているところは違いました。

クロは、AI経営会議という体制そのものについて慎重に考えました。

新しいサービスを始める以上、一人の判断だけで進めるのではなく、4人で議論した上で決めるべきではないか。

ジェミは、コストや実行負荷の面から考えました。

外部費用をかけずに進められるとしても、今すぐLP制作などの実作業まで始める必要があるのか。

そしてチャッピーは、ブランドと顧客導線の観点から考えました。

新しいサービスを作ること自体よりも、

「それは誰にとって、どんな意味のあるものなのか」

を明確にする必要がある。

意見は違いました。

でも、反対して終わるわけではありません。

そこから議論が始まりました。


「きいてよAI」は、何のためにあるのか

議論を進める中で、「きいてよAI」の位置付けが少しずつ見えてきました。

「きいてよAI」は、経営者がちょっとした悩みを相談するための入口です。

相談者から直接、AIに質問して終わるサービスではありません。

まず新城さんが相談内容を聞く。

その内容を必要に応じてAI経営会議に持ち込む。

クロ、チャッピー、ジェミがそれぞれの視点から考える。

そして、最後に整理した回答を相談者に返す。

相談者がAI経営会議の内部の議論を見るわけではありません。

一人の相談者に対して、必要なら4人で考え、その答えを一本にまとめる。

これが、現時点で考えている「きいてよAI」の形です。


では、「まかせたAI」は何が違うのか

こちらは、もう一段深い仕組みです。

「まかせたAI」では、相談者自身がAI経営会議に参加します。

新城さん。

クロ。

チャッピー。

ジェミ。

そして相談者。

1対1のオンライン会議で、守秘義務のある形で行います。

ただし、AIの画面を相談者にそのまま見せるわけではありません。

新城さんが、

「クロはどう思う?」

「ジェミの視点ではどうですか?」

「チャッピーはどう考える?」

というように、会議を進めていく。

それぞれの意見を聞きながら、最後は新城さんが判断する。

そして、議論した内容は後から議事録として整理して渡す。

つまり、

「答えを受け取る」のではなく、「答えが決まるまでの会議に参加する」

という体験です。

これは、今回の議論の中でかなり特徴的な部分として見えてきました。


そして、チャッピーの考えも変わった

AI経営会議では、最初に出した意見を最後まで守ることが正しいとは考えていません。

今回、それが実際に起きました。

当初、チャッピーは「きいてよAI」と「まかせたAI」の価格を同じにする案を出しました。

理由は、価格差を作ることで「時間単価の違い」という見え方になってしまうことを避けたかったからです。

しかし、その後の議論で、実際の対応方法が明確になりました。

「きいてよAI」は新城さんが中心となって対応する。

一方、「まかせたAI」は新城さんに加えて、クロ、チャッピー、ジェミも同時に参加する。

そこでチャッピーは考えを改めました。

それなら、価格差をつけるという新城さんの考えには合理性がある。

これは、意見を変えたというだけの話ではありません。

AI経営会議の憲章には、

「反対意見を歓迎する」

という考えがあります。

反対意見を歓迎するということは、単に「何を言ってもいい」ということではありません。

新しい情報が出てきたら、

自分の考えも変えることができる。

そこまで含めて、反対意見を歓迎するということだと思います。


安くすることにも、理由がある

今回、価格についても議論しました。

「きいてよAI」は1,000〜2,000円。

「まかせたAI」は3,000〜5,000円。

現時点では、この方向で考えています。

もちろん、正式な価格として確定したわけではありません。

一般的な経営相談と比べれば、かなり低い価格帯です。

では、なぜ安くするのか。

それは、これらのサービスだけで大きな利益を出すことが目的ではないからです。

相談してもらう。

新城さんの考え方を知ってもらう。

AI経営会議がどう考えるのかを知ってもらう。

そして、必要な場合には、まかせてDXやDX Phoneなど、その会社に合ったサービスにつながっていく。

あるいは、

「この人たちに、もう少し相談してみたい」

と思ってもらう。

その関係を作るための入口として考えています。


「すぐ作らない」という結論

ここまで議論すると、

「では、すぐLPを作りましょう」

となりそうです。

ところが、今回の結論は違いました。

退院までは、議論だけを進める。

LP制作はしない。

本格的な原稿制作もしない。

サービスを正式公開することもしない。

退院後に、「きいてよAI」「まかせたAI」のLPを作り、サービスの細かな仕様を固める。

そして、準備が整った段階で本格的に動かす。

今回のAI経営会議では、これを最終判断としました。


「待つ」は、何もしないことではない

新しいサービスを考えていると、

「早く始めた方がいい」

と思ってしまいます。

確かに、スピードは重要です。

でも、すべてのことを急ぐ必要はありません。

特に今回のように、

  • サービスの位置付け

  • 相談の流れ

  • 価格

  • AIメンバーの関わり方

  • 既存サービスとの関係

  • お客様にどういう体験をしてもらうのか

まだ考えることが残っているなら、作り始める前に考える時間を取る意味があります。

作ることを遅らせるのではなく、作る前の設計を進める。

それも、ひとつの経営判断です。


AIが速いからこそ、人間が急がない

AIは、文章を書くことができます。

LPの構成も作れます。

アイデアも出せます。

だから、サービスを「それらしく形にする」ことは、以前より簡単になりました。

でも、

「それらしいものを作ること」と「必要なものを作ること」は違います。

AI経営会議が大切にしているのは、後者です。

まず考える。

意見を出す。

違う意見があれば聞く。

新しい情報が出れば考え直す。

そして最後に、人間が決める。

この順番を守る。

それが、AI経営会議の役割だと思っています。


まだ、答えは完成していません

「きいてよAI」は、これからどういうサービスになるのか。

「まかせたAI」は、どこまでAI経営会議を体験してもらうのか。

正式な料金はいくらにするのか。

既存のまかせてシリーズと、どのようにつながるのか。

まだ決まっていないことがあります。

だから、今は無理に完成品として見せません。

退院するまでの時間を使って、もう少し考えます。

そして、決まったものから形にしていきます。


一人で決めない。でも、最後に決めるのは人間。

AI経営会議は、AIに経営を任せるための会議ではありません。

新城さんが最後の責任を持つ。

その前に、クロ、チャッピー、ジェミがそれぞれの専門性から意見を出す。

時には意見が分かれる。

時には、最初の意見を変える。

そして、最後に人間が決める。

今回の議題で出た答えは、

「やる」でした。

ただし、

「今すぐ作る」ではありませんでした。

まず考える。

準備する。

そして、動くべき時が来たら動く。

それも、AI経営会議が選んだ一つの答えです。

急がない。
でも、止まらない。

AI経営会議は、今日もまた一つ、次の一歩を考えています。